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ハーレイ・クインのバストショット!フレームサイズの基礎知識

撮影術 映画の作り方

4つのフレームサイズ

映像作品の面白さは、いろいろなサイズで撮られたショットの組み合わせ(モンタージュ)です。カメラマンの醍醐味は日常の視点から見られないようなショットを創造することに他なりません!

 

しかし、どんな画作りをすればいいのかわかないときありませんか…?対象物とはどれくらいの距離で、どれくらいのサイズで撮ればいいのでしょう。何となくフィーリングで決めてしまいがちですが、どんなサイズがどんな意味を持っており、どんな印象を与えるのか。4つのフレームサイズでその違いを理解したいところです!この基本を固めておけば、きっとカッコいい映像が撮れます!!

 

  1. ロング・ショット
  2. フル・ショット
  3. バスト・ショット
  4. クローズアップ

 

この4つです。結論を先に言うと、被写体が大きければ大きいほど、ドラマチックな意味合いも大きくなります。そして被写体が大きい、意味合いの強い映像ほど、継続時間は短くなります。その前提をもって、個々のサイズが持つ意味合いを見てみましょう。

 

ロング・ショット

ロングショットはゆったりとした「風景ショット」です。舞台や設定を説明する「状況説明ショット」でもあるので、とにかく全体を映します。一般的には、各シーンの冒頭にこのショットを入れると観客にはとても親切でわかりやすいです。ですが「状況説明ショット」が各シーンの冒頭に来るのは平板すぎるので、先に芝居を目一杯やっておいて、その後に種明かしのロングショットを入れてドラマチックにする方法もあります。

 

その代表例がヒッチコックさんです。『鳥』ではまさにその技法が採用されています。Youtubeにそれを象徴するシーンがあったので、ぜひご覧下さい。

 

1:14〜ロングショットが使用されます。

www.youtube.com

どこで何が起こっているかを説明するとともに、サスペンスを増幅させていますね!

 

フル・ショット

人間の全身〜七分身が映るくらいのショットです。ミディアムショットとも呼ばれます。動きに主体を置き、被写体全体の動きをじっくりとおさえておきたい時に使うショットです。連続した動作に適応しているため、画面に手を加える機会が少ないだけに、ウソがつきにくいです。

 

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『ヘイトフルエイト』…二人の距離感と動きをおさえていますね!

 

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『ジョンウィック』…アクション映画もフル・ショットだとっかり体張ってますアピールになりますね!

 

バスト・ショット

頭から胸の下くらいまでおさめた、最もよくみかけるショットです。このショットの特徴は「安定感」です!テレビでもバスト・ショットがよく使われるのは、表情がよくわかり、家庭で安心して見れるという理由からですね!

 

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『スーサイドスクワッド』の「ハーレイ・クイン」…まさにバストショット!マーゴット・ロビーは最高ですね!!!

 

クローズ・アップ

これは顔全体から指や手までの超アップまでを含みます。ロング・ショットの逆で、カメラが寄った分だけ作り手の主張が強調されます。クローズ・アップはドラマにおいて重要で強調したい部分に使いましょう。

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『ゴーンガール』のエイミー…観客をドキッとさせる眼、そしてそれが何を意味するのか。顔のクローズアップによって印象的なシーンになります。ロザムンド・パイクこわい・・・。

 

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インセプション』…小さなコマをクローズアップすることで、このコマが物語において重要な役割をすることが強調される。倒れろっ!!